大和武史の理想社会への提言





 
   
   2.地球の環境保全と生態系保護について

  
 
2.提言2:地球の環境保全と生態系保護について

 今回は、地球の環境と生態系について考えてみたいと思います。

 まず、今私たちの身の回りを見渡してみると、たとえばマイホームであるとか自家用車など私たちが憧れている物があります。
これらの富を象徴する物がお金でしょう。私たちはお金という物を一生懸命に欲しがっているのが現状ではないでしょうか。

 そのために、行きたくもない仕事へ毎日出かけ、うるさい上司と複雑で面倒な仕事に手を焼き、
くたくたになっているのがほとんどの人でしょう。また、楽をしてお金をもうけることはなかなか難しく、
みんなそれなりに苦労してお金を得ているのですが、そしてその得たお金の額に満足している方もほんの少数でしょう。

 皆、不満を抱きながらもお金なしではやっていけないから、我慢して働いているというのが本音ではないでしょうか。
これが現代人像です。

 さて、こうした不満な人々は何とかしてもう少しでも多くのお金を稼ぐことを考えます。
その方法がたとえ、環境を汚染するような方法であっても法律に触れなければ、
いや人に見つからなければ良いという発想ですね。これが出てきます。どんな方法でも、結果が利益につながればよいわけです。
一種のエゴイズムですね。

 こうした考え方から、森林の乱伐や十分な公害対策を施さない煤煙や、汚水の垂れ流し、
薬品や産業廃棄物の不法投棄、珍しい動物、人気の出そうな動物の乱獲など数え上げれば切りがないほどに
環境や生態系を無視した開発や捕獲を続けているのが今の私たち人間です。

 こうしたエゴの悪の行為の結果、地球は大変汚れてきました。
また、生態系も大変混乱してきています。もう都会ではどこもかしこもゴミだらけですし、
河川や湖もろくに魚も住めないような環境になってきています。
空気中にも化石燃料による二酸化炭素が増加していますし、フロンによりオゾン層も年々減ってきています。

 ありとあらゆる悪の現象を生んでいるのです。私たちの環境への配慮のない行為によって

 もうこんなことは既に許されないところまできています。
私たちはいったいいつまでこんな馬鹿なことを続けるのでしょうか。そろそろ目覚めなければなりません。
真実の自己に。地球への愛に。環境への思いやりに。

 それには、まず今の私たちの価値観をひっくり返す必要があるでしょう。
私たちが環境に配慮することなく悪さをしてきた原因は、環境などよりも自分の利益を優先してきたからに他なりません。
自分たちにお金が入るためなら、少しくらい環境が汚染されても仕方がないという想いに原因があるのです。
これを無くさない限り、完全に悪の行為を止めることはできないでしょう。

 そのためには、まず真実を知ることです。お金などそれほど大切な物ではないという真実を。
私たちは、本当にお金さえあれば幸せなのでしょうか。お金持ちは例外なく幸せですか。貧乏な人は皆、不幸者ですか。

 私たちの幸福はお金で買えるのですか。
これを自身に問うてほしいと思います。お金で幸福など買えないのですよ。本当に。
もちろん、お金がなくて不自由することもあるでしょうから、お金はあればそれに越したことではありませんが、
絶対不可欠の物ではありません。

 私たちを本当に幸福にしてくれるものは、家族の健康や、回りの人々の愛情や、
自分自身の自己実現などではないのでしょうか。
決してエゴイズム的に回りを敵視してお金儲けをすることではないはずです。
こんな事ばかりしていて幸福になどなれるはずがないのです。

 自分だけの利益を求めるのを止めましょう。すべてはこれから始まります。
環境保全も、生態系の保護も講習の利益を優先すれば当然なされなければならないことです。
もう、地球の視点で物事を判断しなければならない時期にきています。
自分の利益でも、会社の利益でも、市町村の利益でも、県の利益でも、国の利益でもなく、
地球の利益で物事を判断しなければならないのです。

 現在の人間は勝手すぎます。もう、石油を見境なく燃やして電気を作るのを止めましょう。
車やその他の乗り物で毎日、大変な量の排気ガスを出すのを止めましょう。
食べきれないほど魚介類を捕るのを止めましょう。グルメとか言って動物の肉をむやみに食べるのは止めましょう。
暑ければすぐエアコンを点け、寒ければすぐヒーターを点けてエネルギーを浪費するのも慎みましょう。

 自然に、素朴に、質素に生きる。このことがどれほど大切で、また価値のあることであるかを知らなければなりません。
地球を大切にする。この想いで生きる事ができて初めて人間らしい人間なのです。
これが何よりも素晴らしいことなんです。これに気づいてください。

 地球というのは、単なる土の塊では実はないのです。この中には偉大な魂が宿っているんです
私たちの肉体に魂が宿っているように、地球には私たちよりずっと巨大な魂が宿っています。
魂という表現がわかりにくければ、生命エネルギーと言っても良いでしょう。

 そうした巨大な神霊の体なんですね。地球は。その中で私たちは生かされているんです。
地球によって環境を与えてもらっているんですよ。偶然に地球の環境があるのではないです。
偶然で地球などは決してできません。地球の神霊が身を呈して創ってくれているのです。
だから、生きていけるのです、人間は。

 この事実をそろそろ認識しなければならないでしょうね。そうでないと、取り返しのつかないことになってしまいます。
地球が滅びてしまいますね。このままで行くと。

 みなさん、本当にそろそろわがままばかりするのを止めて、地球に感謝しましょう。
そして、自分だけの利益を求めるのは止めてシンプルな生活をしましょう。環境保全や生態
系の保護など当たり前のことです。

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